フィギュア制作(顔と髪)①

始めに

準備と前提条件

まず前提として、私が作るフィギュアは顔や体が可動するアニメ撮影用のものでして、固定式とは根本的に作り方が異なりますので、その点はご了承ください。
ちなみに本体(顔・ボディ)の材料は基本的に石粉粘土ですね。

それでは今回は右画像のようなフィギュアの作り方をご紹介したいと思います。これも前提として、私は過去に作ったもので現在使用してないものを加工して作ります。(画像①のような素材)
これらを切ったり削ったりして、イメージした形に近いベースを成形します。(*ぶっちゃけ土台になれば何でもいいです。ただし出来るだけ軽量のものを。さらに言えば空洞のものが望ましいです
これに石粉粘土を盛っていくのですが、最初から精密に作ろうとはせず、ラフに盛って乾かす→削る→また盛って乾かす→削る(繰り返す)
みたいな方法で、時間をかけて積み上げていった方がいいと思います。


(画像①)過去数年に渡って制作してきた夥しい量のフィギュア(顔)

(画像②)ベースとなる土台に石粉粘土を盛って成形します

◎今回のブログの制作モデルとなる2体

顔のパーツについて

次に制作するパーツを作ります。これは使用目的によって変わってきますが、例えば会話主体のアニメのような「喋っている感」が出したければ母音の動きに沿った口のパーツを(画像③)、目の瞬きや眉毛を動かして表情を強調したい場合は目と眉毛を、といった具合にそれぞれのパーツを撮影中に置き換える前提で複数体作ります。(耳や鼻なども別パーツで作る場合があります)

(画像③)口の置換えパーツ。日本語の母音(あいうえお)+αで複数体作ります


成形について

粘土の種類と使い方のポイント

それと使用する石粉粘土ですが、私が今までいろんなタイプの粘土を試してきた中で、おそらく一番使い易いのはGSIクレオスの「Mr.クレイ」でかね。もちろん今も使っています。
この粘土の特徴は、とにかく乾燥しても収縮が極点に少ない事と、成型がめちゃし易いところです。盛りも削りもサクサクいけるところが気に入ってます。
(*リンクを貼るので良かったらお試しください↓)
それと石粉粘土を相手素材に盛り付ける際のポイントは、「削って出た相手素材の粉末を粘土に練り込むこと」ですね。(画像④参照)
こうすると接合部分の結着が強くなり、乾燥時の乖離リスク下げる事が出来ます。
今まで粘土での成型が今イチ上手くいかなかったという方は一度お試し下さい。



カラムリンク

GSIクレオス VANCE PROJECT
マテリアルシリーズ. Mr.クレイ
軽量石粉粘土 ホビー用素材 VM006


¥600(税込)

(画像④)盛り付ける相手側の粉末を粘土に混ぜると結着力が上がります


カラーリング

濃淡を入れて塗装する

カラーリングはまあ普通にリキテックスを使いますね。特にこれといったな小技はありません。笑
ただ、そのまま塗るとマット感が強くなってしまうので、軽めに最後コーティング処理(艶出し塗装)は行いますね。ほどほどに仕上げるのが良いと思います。


頭部と髪の毛の処理

髪の毛のマグネット吸着

それと私は頭部に少し細工をしてまして、極小のマグネットを頭頂部から後頭部にかけて埋め込みます。(画像⑤)
この処理の理由ですが、私のフィギュアは髪の毛にワイヤーを編み込むような仕様にしてまして(画像⑥)、それをカツラのようにまとめてマグネットを使って被せることで、先端部分を細かく動かせるようにしているのです。(画像⑦)
「そんな事せずに頭皮に直接植毛すりゃいいじゃん」と思われるかも知れませんが、そうすると髪の毛を丸ごと取替えたい場合(逆立ち髪とかずぶ濡れ髪とか)はかなり面倒になのため、結局この方式を採用しています。

(画像⑦)根元をマグネットで固定しているので、毛の先端を細かく動かす事が出来ます。

(画像⑤)頭頂部〜後頭部にかけてマグネットを埋め込みます。こうするとワイヤー
入りの髪の毛を固定する事が出来て、置き換えも簡単に行えます。

(画像⑥)髪の毛にカラーワイヤーを編み込んで形を整えます。


◎この辺りはもう少し詳しくやりたいので、次回2回目に引き続き解説します。   

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